クリップスタジオで使えるBlenderの3Dビルオブジェクトをで5分で作成する方法

2020-04-09お絵かき3D, Blender, お絵かき, クリップスタジオ

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stillwill
熱しやすく冷めにくいので、やりたいことが山のように積もり積もっています。とにかく絵がうまくなりたいええ歳したオッサンです。 何をしでかすか、乞うご期待!!

漫画背景の中でも、都市のビルは手間がかかる代表格ではないでしょうか。特にあの多数の窓を正確に描くのはかなりの労力が要ります。3Dオブジェクトを使えば解決できますが、自分でモデリングするのは敷居が高い・・・。時間をかけてモデリングするぐらいならパース定規で描いた方がまだ速いし・・・。普通はそう思います。

しかし、そのビルが5分で作成できたらどうでしょうか?おそらく手書きするよりはるかに速いでしょう。
今回は、Blenderを使って5分でビルをつくる方法を紹介します。

ベースとなるブロックを作る

まずは、Blenderを立ち上げて、いつものCubeを少し大きくサイジングします。今回は、s→x→2で横に2倍、s→y→1.5で奥に1.5倍、s→z→1.5で縦に1.5倍しました。そうすると↓のようなオブジェクトができます。これをビルの1ブロックとして編集します。デフォルトのCubeが2mなので、1.5倍すると3mになります。ビルの1階あたりの高さが大体3m-5mなので、このサイズ感も大事です。

オブジェクトを選択してTabキーで編集モードに入り、細分化(Subdivide)してメッシュを増やします。2回繰り返します。

キーボードの3を押して面選択モードにしたら、Alt+クリックでループ選択をします。Shiftを押してループ選択をすることで、真ん中の2面をぐるっと回り込むように選択できました。

s→xで横方向にサイズを拡大します。

同じくAlt+クリックで横方向に選択したらiで少しインセットさせます。

窓にあたる面をShiftを押しながら選択していきます。

Alt+Eで、押出のオプションを表示させ、「法線に沿って面を押し出し」を選択し、

全体を少しへこませます。法線にそって押出をしないと一方向に押し出されてしまうため、全ての面を内側に押し出すには法線に沿って押し出す必要があります。

ここまでできたらビルのブロックの編集は終わりです。

配列モディファイヤでブロックをビルにする

次に、このブロックを「配列」モディファイヤで複製します。この配列モディファイヤがビルを手軽に作成するポイントになります。

モディファイヤタブを選択し、

配列モディファイヤを選択します。

「数」を5ぐらいに設定しました。

さらに「配列」モディファイヤを追加し、今度はオフセットをYだけ1にします。数は6ぐらいにしました。

あっという間にビルの1階部分ができました。ここまで来たらあと一歩です。

そうです。さらに「配列」モディファイヤを追加し、今度はオフセットをZだけ1にします。「数」を10にして10階建てのビルにしてみましょう。

あっという間に10階建てのビルができてしまいました。ショートカットをうまく使えば、慣れれば3分で作成できます。

クリップスタジオで実際に使用する

ファイル>エクスポートでFBX(.fbx)もしくは(.obj)でエクスポートします。

エクスポートしたファイルをクリップスタジオにドラッグ&ドロップすると、ビルが出現しました!

LT変換したらビルの背景が出来上がりです。慣れれば本当にここまで5分でできます。

簡単アレンジと量産で街だって作れます!

ビルのブロックをアレンジして、

配列で1階の大きさや奥行きを変えたり、階数を変えるだけで、簡単に違うデザインのビルが量産できます。

向きによって雰囲気が違うので、向きを変えて並べるだけでもバリエーションが作れます。

お手軽ビルを並べれば、それなりの街並みになります。遠景で使う場合は、ブロックのデザインをシンプルにした方が線画がスッキするので、できるだけブロックをシンプルにする方が良いかと思います。

応用するとアパートみたいな手書きでは描きたくないような建物も簡単に作れるようになります。

ブロックはこんな感じです。

アップのシーンなら、ブロックだけをエクスポートすれば使いやすいです。

Posted by stillwill